スポーツ少年団とは

スポーツ少年団とは

1.創設の経緯

「一人でも多くの青少年にスポーツの喜びを!」

「スポーツを通して青少年の体と心を育てる組織を地域社会に!」

を願い、財団法人日本体育協会が昭和37年に創設したものです。

※『スポーツによる青少年の健全育成』

令和元年度登録は、31,302団、835,699人の団員・指導者を要する日本で有数の青少年団体です。

沖縄県では、昭和38年にスポーツ少年団を設置し、昭和41年9月5日の創設以来活動を続けており、令和元年度は登録数669団、15,470名の団員・指導者がスポーツ・文化活動等を行なっております。

2.青少年の体と心を育てるためには

小・中学校における子供たちは、体の成長とともに、脳の成長も著しく発達する、いわゆる成長期の段階にあります。

スポーツ少年団は全国組織であり、優れた指導者や学者により、最新のより良い指導方法について研究が進められております。

特に、子どものころに多くのスポーツと接することで、その子の運動能力を伸ばすことができる、といわれています。

そのために、スポーツ少年団では、ある特定のスポーツのほかに、多くのスポーツをさせようということで、多種目の交流大会及びリーダーの養成を行なっています。

3.より良い指導を行なうために

より良い指導方法が考えられても、実際の指導者が、ボランティアとして活動し、その人の個性で行なわれるものです。

スポーツ少年団に加入すると、単位団を指導する指導者の2名以上が2019年度スポーツ少年団認定員・認定育成員、または令和2年度より実施するスタートコーチ(スポーツ少年団)養成講習会を受講し、資格を有しなければなりません。

その講習会では、子どもの能力を安全により良く伸ばすための、青少年の生理学や心理学、組織活動の進め方などの基本的なことを必須科目においております。

また、年間6回発行される「スポーツジャパン」を通して、全国・地域の情報及び最新の指導方法などの情報を広く提供しております。

4.スポーツ活動をより安心して行なうために

スポーツ指導者の一番の心配事は、子どもたちのケガや事故、物の破損等です。スポーツ少年団に加入すると、スポーツ安全保険に加入しなければいけません。スポーツ安全保険は、団活動時のケガ等はもとより、その行き帰りの事故、物の破損等も補償が行なわれます。

スポーツ少年団育成の目的は、スポーツを通じた青少年の心と体の健全育成です。 言いかえれば、スポーツ少年団はスポーツを通した青少年の教育の場であります。 したがって、スポーツ少年団活動の指導をされる皆さんは、地域社会における青少年教育者です。教育者として、常に自己研鑽を図り、自ら成長・発展し、周囲から尊敬・信頼される人間であることが求められるとともに、豊富な知識と能力が必要とされます。 このことをいつも念頭において指導してください。